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2007年02月11日:1500個のURLを使い分ける1社のスパム業者

【RSA Conference 2007】スパマーを追跡---インドから正体不明の薬が届くまで:ITpro
これがすごい。何がって組織的すぎるところ。
 続いてPeterson氏は,ある「カナダの医薬品販売業者」を名乗るスパマーの実態について説明した。このスパマー(バイアグラ販売業者)の特徴は,同一の文面のスパムを送りながら,ユーザーをおびき寄せる対象となるURLが,非常に多岐にわたっていたことだ。「彼らは,1500個のURLと100台のWebサーバー,15種類のWebコンテンツを使い分けていた。しかし,支払いに使われている業者の名前は1個だけだった」(Peterson氏)。

 このスパマーがURLを使い分けていたのは,スパム・メールをスパム・フィルターに引っかかりにくくするためだ。「彼らのメールは,広告文面は同じなのだが,ユーザーをおびき寄せるURLがメールによってかなり違っていた。またそれに加えて,『Hashbuster』と呼ばれる小説から引用した文章が添付されていた。Hashbusterの目的も,スパム・フィルターを欺くことだ。『スパム的』ではない文章を紛れ込ませることで,そのメールのハッシュ値を変えて,スパムと判定されにくくしているのだ」(Peterson氏)。

投稿日:2007年02月11日 14:29